【Webサイトの多言語化】第1回 ドメインから考える
海外でも自社サイトを紹介したい!海外からオファーをもらいたい!海外でも認知度をあげたい!など、海外で検索エンジンで検索結果を表示させるための内容となります。
政府機関や組織(病院、大学)、大手企業は社内等で海外SEO対策をしていますが、中小企業やフリーランスの場合、人材や資金などに余力のある企業は多くはないため対策がきびしいと思います。
そこて、技術力やスキルのある中小企業やフリーランスの方が多言語サイトを構築するため
独自ドメインを日本語にし、
サブドメインに英語やスペイン語などの外国語
にするケースを以下にご紹介します。
この記事内容は当方の経験に沿ったオリジナルのものであるため、文章の複製や二次利用はご遠慮ください。
また、古く有効的でない箇所、各検索エンジンや検索エンジン自体の改修によって多少変化しますのでその都度アップデートが必要です。
独自ドメインの取得
ドメインには無料ドメインと有料ドメインの2つがあります。無料ドメインは無料サイトを謳っているプラットフォーマーでウェブサイトを作ると取得できるドメインで正確にはサブドメイン、もしくはサブディレクトリがあてがわれます。
独自ドメインとは: 例 https://○○.△△ と〇も△も自分で作成、選択することができますが有料です。多言語化サイトを構築するのに、この独自ドメインをメインにお伝えします。
無料ドメインとはブログを提供しているコミュニケーションプラットフォーマーが無料で提供していることが多い無料サービスでウェブサイトを作成すると
サブドメイン型 例 https://○○.blog.com の○○の部分を作成できるか、もしくは
サブディレクトリ型 例 https://blog.com/△△ の△△の部分を作成することができます。
上記のいずれかが自サイトのURLになります。
自サイトを海外でも検索されるようにするには、無料ドメインで作成したウェブサイトよりも、独自ドメインで作成したウェブサイトで運用しましょう。無料ドメインのデメリットはドメイン名を作成ができないだけでなく
- 突然のサービス終了
- 強制的に広告の表示
- 機能や容量の制限
- 表示速度が遅い
- SEO対策が難しい
などの無料ならではのデメリットがあります。
トップレベルドメインを考える
トップレベルドメインには、「国別コード」と「汎用トップレベルドメイン」があります。国別コードとは「.jp(日本)」や「.fr(フランス)」「.au(オーストラリア)」「.uk(イギリス)」などがあります。
例えばjpを取得する条件には、「日本国内で登記を行っている会社が登録(取得)できるJPドメイン名で1企業または1組織につき1つだけ登録(取得)」ができますが、コストが高い分、信用度が相対的に高いです。
自国の検索エンジン結果では上位に上がりやすいと言われています。では海外だとどうでしょうか。一般トップドメインのほうが検索結果上位を占めています。
以下参考サイト
海外を視野に入れた新規独自ドメインの取得でしたらトップレベルドメインは国別コードでなく、汎用トップレベルドメインの「.com」「.net」の取得がベターだと思います。
中古ドメインも視野にいれる
新規独自ドメインで取得するのが一般的な取得方法ですが、中古ドメインも”有り”だと当方は思っています。
中古ドメインにはこれまでの実績ドメインパワーも取得できるからです。新規独自ドメインだとドメインパワーは0から始まりますが、中古ドメインだと実績(ドメインキャリア)があるため、いきなりドメインパワー50などがあります。ドメインパワーと価格は比例しますのでドメインパワーが高ければ高いほど価格は高くなります。
以下参考サイト(ドメイン運用年数がわかります)
ドメインパワーが高ければ、投稿してもすぐにインデックスされ、検索結果上位にあがりやすいです。
国を限定しているのなら、その国のトップレベルドメインを取得
もし、多言語サイト構築でターゲット国が決まっているのなら、その国のトップレベルドメインを取得したり、その国にあるホスティングサービスを使うことで、ここ日本のホスティングサービスやjpトップドメインを取得してから多言語化しSEO対策するよりも比較的に用意だと思います。
ある程度の人材と資金に、そのターゲットとなる国に支店やパートナー企業がいるのなら、その国のトップレベルドメインの取得をおススメします。管理も現地で管理することでマネジメントもコストも抑えることができます。