【データベース接続確立エラーが表示されたら?】
この記事でのデータベース確立エラーはワードプレス(以下「WP」)のデータベース(以下「DB」)を指しています。WPで制作されたWEBサイトはDBが用いられており、何かしらの障害が原因でDB接続確立エラーと表示されることがあります。
この原因を理解するにはワードプレスの大まかな仕組みを理解する必要があります。
WEBサイト(ホームページ)制作には2つの方法がある
WEBサイトの制作に、HTML言語「Hyper Text Markup Language」で制作されたものをここでは便宜上HTMLサイトと呼びます。ベースのHTML言語に色・サイズ・レイアウトなどの装飾にCSS言語「Cascading Style Sheets」、動的なサイトにはJavaScript 言語を用いてWEBサイトを制作していきます。
HTML言語で制作されたWEBサイトはWEBサーバーに格納されたフォルダにアクセスしWEBサイトを表示させています。DBがなくても制作することができますのでWEBサイトURLトップページにデータベース接続確立エラーが表示されることはありません。
一方、WPで制作されたWEBサイトはデータベースありきで構築されているのでデータベースに接続できないとデータベース接続確立エラーが表示されます。
データベース接続確立エラーを回避
WPでデータベース接続確立エラーの発生原因の一つにDBのパスワード変更があります。何かしらの理由でパスワードを変更すると、サイトと連動しているDBにアクセスできずWEBサイトにデータベース接続確立エラーのページが表示されます。
他方、何かしらの理由で「phpMyAdmin」にログインするさい、求められるパスワードを失念していたら「wp-config.php」でパスワードを確認することでパスワード変更によるデータベース接続確立エラーを回避することができます。
データベース接続確立エラーが発生したら、まず上図でパスワードを確認しましょう。ここのパスワードと「phpMyAdmin」のログインパスワードが一致しないとデータベース接続確立エラーが発生します。
パスワードが一致していないことがわかれば「wp-config.php」のパスワード欄に手動で変更した新しいパスワードに編集しましょう。
これからWEBサイトを制作する方には
最後に、これからレンタルサーバーを借りてWEBサイトを制作・運営したいと考えている方は、まずサイトをHTML言語で構築していくのか、WPで構築していくのか方向を定めたほうが良いでしょう。
WPで制作していきたいのならレンタルサーバーにDBがあることが必須条件となります。レンタルサーバーによっては、DBがなくWPに対応していないプランもあります。
WPはテンプレートでサイト構築しやすいメリットがありますが、細かい設定やセキュリティなどには不向きなところがあります。
一方のHTML言語は、ハードルが高いかもしれませんがオリジナリティのあるサイトを構築することができます。その他、どのレンタルサーバーでもサイトが構築できるところもメリットです。
HTML言語でサイトを構築するのなら、「ドリームウィーバー」や「ファイアワークス」などのソフトを利用することで本格的なサイトが制作できます。シンプルなサイトなら「ホームページビルダー」を利用することで比較的簡単にサイトを制作することができます。